こんにちは。まとん(@mstokwsky)です。
突然ですが、みなさんの1日を始める朝のスイッチは何ですか?ぼくのスイッチはコーヒーの香りです。
朝起きて顔を洗ってキッチンで淹れるコーヒーの香り。これで「さぁ、今日も1日が始まるぞ」というスイッチが入ります。
いままではハンドドリップでコーヒーを淹れていまして、これはこれで気分転換になるいい時間だったのですが、そこは貴重な朝の時間。できることなら時間は節約したいものです。
タイマー機能が付いている無印良品のコーヒーメーカーを手に入れてからというもの、朝起きてキッチンに行くと、淹れたてのコーヒーの香りが出迎えてくれるようになりました。
Sportifyでウィークリーのミックスリストを流しながら、ゆっくりとした時間を過ごすのはけっこう贅沢な時間なんじゃないかと思います。
無印良品のコーヒーメーカーは、そんな贅沢な朝の時間を過ごさせてくれます。3ヶ月ほぼ毎日使いましたので、良かったところ、悪かったところをレビューしていきます。
この記事の内容
無印良品『豆から挽けるコーヒーメーカー』レビュー
無印良品のコーヒーメーカーの特徴はこちらです。
- 美しいデザイン
- 豆から均一に挽けるフラットミル
- ハンドドリップを再現したドリップ
- タイマー機能で忙しい朝でもコーヒーが楽しめる
詳細なスペックはHPからご確認ください。
https://www.muji.net/store/cmdty/detail/4549738398165
無印良品コーヒーメーカー 『デザイン』が最高!
機能性だけだともっと安くても負けていないものがいくつかありましたが、ぼくが3万円出してでもどうしても手に入れたかったのがこのデザインです。
ステンレスを基調とした、無印らしいミニマルなデザイン。フロントパネルにも最低限のアイコンがあるだけで、文字はありません。
ぼくの家のレイアウト上、コーヒーメーカーはキッチンに隠すことが出来ず、毎日見えるところに設置することになります。インテリアの一つとして、風景に溶け込んでくれるようなデザインは必須でした。
無印良品コーヒーメーカー 『フラットカッターミル』で豆を均一に挽ける
豆を一粒ずつ挟みながら低速で挽いていくフラットミルを採用しています。粒度を均一にすることで、味が均一になります。また低速で挽くため、摩擦熱によるコーヒー豆の味の変化を抑えて、豆本来のおいしさを再現できます。
コーヒーミル界隈(そんな界隈あるのかどうか知りませんが)では非常に評価の高いフラットミル。
ただこれが使い勝手の面で少々クセがあります。こちらは後述しますね。
無印良品コーヒーメーカー 『斜めシャワーハンドドリップ』
こちらのコーヒーメーカーの味へのこだわりが感じられるのが、斜めシャワーハンドドリップ。
ハンドドリップの中でも重要なのが「蒸らし時間」を設けてコーヒー豆の味をしっかりと引き出してあげることです。
こちらは30秒間、しっかりと蒸らし時間を設けています。
また、ハンドドリップを再現する上で豆に均一にお湯をかけることも大切なポイント。垂直方向のシャワーだとどうしてもお湯のかかり具合が偏りがちなのですが、斜めシャワーを採用することで、人の手で淹れる味をしっかりと再現できています。
こうすることで均一にすべてに豆から味を抽出することができます。
抽出が終わったフィルターを見ると、ハンドドリップ後のようにしっかりと漏斗状に残っていますね。
淹れ終わった後も87度を20分間保温できます。
87度はホットコーヒーが一番おいしいとされる温度。20分間はそれを過ぎると味の劣化が始まるとされる時間です。
このあたりにも無印良品のコーヒーに対する並々ならぬこだわりが感じられます。
無印良品コーヒーメーカー 『タイマー機能』 起きたらもうコーヒーができてる!
最高なのがこのタイマー機能です。これが他のメーカーのコーヒーメーカーには無い機能でした。
コーヒー豆とフィルター、水をセットしておけば、朝起きてきたときにはもう豆から挽いたおいしいコーヒーが出来上がっています。朝の忙しい時間にこれはうれしいですよね。
ミルでコーヒー豆を挽いて、ハンドドリップで淹れると10分から15分はコーヒーを淹れる時間に取られてしまいます。休日なら、そんな時間も麻の楽しい時間ですが、平日の朝はそんな余裕など無いのが世の常。
起きた時に自分に代わってコーヒーを淹れてくれるなんて、オカンでもやってくれません。ありがとう、無印良品!
無印良品コーヒーメーカーの『使い方』
基本的な操作はボタンを押すだけ
色んな機能がてんこ盛りの無印良品のコーヒーメーカーですが、基本的な操作はとても簡単です。豆を淹れて、フィルターをセット。お湯を必要な量タンクに入れて、ボタンを押すだけ。
フラットカッターミルも、豆の蒸らしも、斜めシャワーのドリップも全部勝手にやってくれます。あとはおいしいコーヒーができるのを待つだけ。
左に開いているのがドリッパー。右が水を入れるタンクです。上の少し出っ張ってるところがコーヒー豆を入れるところ。
- 上から豆を投入
- ドリッパーにフィルターをセット
- タンクに水を入れる
- スイッチポンっ!
これで終了です。ああ、楽ちん!
フィルターは、2~5人用がぴったりでした。
無印良品のコーヒーメーカー 細かな点も見ていこう
上部がミルになっています。上蓋を外してコーヒー豆を投入。計量には付随のカップで計って入れます。
ミルは上に引っ張ると簡単に外れて、付属のブラシで清掃することができます。ぼくは何回かに1回ブラシで豆のカスを落とす程度ですが、簡単に清掃できるのがいいですね。
カップがこちら。RICHとMILDと2種類のメモリがあります。その名のとおり、すっきりとした味わいがMILD、しっかりとしたコーヒーを楽しみたいときはRICHを目安にします。
1カップで150CC。最大3カップまで淹れることができます。
水を入れるタンクを外すとこんな感じですね。
タンクは内側に目安となるメモリがあるので、これに合わせて水を入れるだけ。
ドリッパー部分はこちら。朝の食器と合わせて食洗器に放り込んでいるので、清潔に保てていると思います。
無印良品コーヒーメーカーの『注意点』
さて、いいところを紹介してきた無印良品のコーヒーメーカーですが、注意すべき点もあります。コーヒーメーカーの設置位置とコーヒーの味はややクセ者です。
- 上下左右に45cm~50cm程度のスペースが必要
- コーヒーの味はあっさりしたライトなテイスト
設置位置に注意
見た目はコンパクトな無印良品のコーヒーメーカーですが、設置場所には注意が必要です。
特に左右方向に思った以上に場所をとるからです。
製品寸法は幅14.5cm、奥行き28.5cm、高さ34.5cmです。しかし、向かって右に水を入れるポット、左にドリッパー。かなり広く展開してきます。上部もコーヒー豆を入れるスペースが必要です。
それを考えると、縦は45cm~50cm、横幅も45cm~50cmは必要です。うちはオープンスペースに置いているので大丈夫ですが、食器棚に置こうと思ってる人は要注意。
公式HPの画像でもさりげなく壁から離して置いています。
コーヒーの味はあっさりめ
さて、肝心のコーヒーの味はあっさりとした口当たりのマイルドな味。サードウェーブ系コーヒーが好きな人はハマるんじゃないでしょうか。逆に苦みとおいしさのギリギリを求めていくようなタイプの人には少し物足りないと思います。
味の調整は豆の種類によるのはもちろんですが、コーヒーメーカー側では量と挽き方で行います。付属のカップには「MILD」と「RICH」というメモリがあります。
「RICH」の方が単純に豆が多く、その分濃く抽出されます。
もう一つは豆の粒度。5段階に調節ができて好みの味が楽しめます。
…なんですが、これがちょっと曲者。というのも、一番細く挽ける設定でもけっこう粗めに仕上がるんです。
これが無印のコーヒーメーカーの一番細かい設定で引いた豆です。
そしてこちらがハンドミルの中挽き程度で挽いたもの。
ちなみに使用したミルはこちら。
セラミック歯を使用した豆の味を損なわないハンドミルです。2人分を挽き終わるころには握っているほうの手が必ず筋肉痛になりますが、粒度のそろい具合は抜群なので、ハンドドリップ初心者にもおすすめ。
閑話休題。写真を見れば明らかですが、上のほうが粗いんですよね。これがあっさり目に仕上がる原因です。
濃いめのコーヒーが好きな方は豆の量で調整するか、すでに挽いた豆を使いましょう。このあたりは好き嫌いなので「味が薄いから低評価」とする評価はどうかと思います。
さいごに
味は好き嫌いが分かれるとは思いますが、ぼくはこの唯一無二のデザインと、タイマー機能でもう十分に満足です。
味もライトであっさり目が好きなぼくには割とちょうどいいと感じています。これはどこまで行っても好きな人と嫌いな人が出てきてしまうのでしょうがないですね。
何よりも朝の支度を助けてくれて、貴重な時間の節約になることは何物にも代えがたいメリットです。
なぜもっと早く買わなかったんだろうと後悔するくらい手放せないモノになりました。
コーヒーの香りで1日を始めるスイッチを入れる。みなさんもぜひ体験してみてください。
税込み5,000円以上なので、公式HPからでも送料無料です。