4年待ってました。ようやく発売してくれたiPad miniの最新モデル。iPad mini愛好家からは、Appleの新製品発表会があるたびにまた今回も見送りかとため息を漏らす日々が続いた。
そんな艱難辛苦を乗り越え、やっと発売されたiPad mini5 。
やっぱりこのサイズ感は最高。
見た目はほとんど変わってないけど、中身は大幅に進化して帰ってきた。
- iPad mini(2019)のまとめはこちら
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この記事の内容
iPad mini5とiPad mini4の外観・スペックを比較
手持ちのiPad mini4と比較してみよう。
新旧iPad mini スペック比較
iPad mini5 | iPad mini4 | |
プロセッサ | A12 Bionic Neural Engine 組み込み型M12コプロセッサ | A8 + M8 モーションコプロセッサ |
ディスプレイ | 7.9インチRetinaディスプレイ 2,048 x 1,536ピクセル解像度、326ppiTrue tone、フルラミネーションディスプレィ | 7.9インチRetinaディスプレイ 2,048 x 1,536ピクセル解像度、326ppiフルラミネーションディスプレイ |
カメラ (背面) | 800万画素 f値2.4 | 800万画素 f値2.4 |
カメラ (前面) | 700万画素 f値2.2 1080p HDビデオ撮影 | 120万画素 f値2.2 720p HDビデオ撮影 |
サイズ | 縦203.2㎜×横134.8㎜厚さ6.1㎜ | 縦203.2㎜×横134.8㎜厚さ6.1㎜ |
重量 | Wi-Fi:300.5g Wi-Fi + Cellular:308.2g | Wi-Fi:298.8g Wi-Fi + Cellular:304g |
Bluetooth | 5.0 | 4.2 |
Apple Pencil | 第1世代 | × |
大きく変わったのはカメラ、CPU、ディスプレイ。そして何と言ってもApple Pencil対応。
新旧iPad mini 外観比較
ホワイトがiPad mini4、スペースグレーがiPad mini5。
iPhoneもそうだけど、ブラックの方がロック中に1枚の板のように見えてカッコいいと思う。
重ねてみるとぴったり。
縦横や厚みは全く変わっていない。
iPad mini4のケースは使えないものも
ただiPad mini4のケースが流用できるかというと、そうではないので要注意。
わかりにくいけど、背面カメラの位置が少しだけ変わっている。
その為、背面カメラ周りがタイトにくり抜かれているものだと、ケースがカメラに干渉する。
iPad mini4で使っていたケースを装着してみた。ケースに収まりはしたが、カメラがかなりギリギリの位置になってしまった。
音量ボタンにも少し干渉していて、油断すると音量がMAXになってしまった。こわ。
iPad mini5 進化したのはディスプレイとチップセット、そしてApple Pencil対応
iPad mini5が、iPad mini4から大きく進化したのはディスプレイとチップセット、そしてApple Pencil対応したことの3点。
進化したディスプレイ
外観はあまり変わってないと書いたけど、変わってなさそうで実は大きく進化したのがディスプレイ。
True tone ディスプレイとフルラミレーションディスプレイを搭載。
ホワイトがiPad mini4でブラックがiPad mini5。iPad mini4だけ使っている時は全く気付かなかったが、こうして並べてみるとTrue toneディスプレイの効果でかなり色味が違うことがよくわかる。
True toneディスプレイはその見え方の変化が最小限になるように自動で調整してくれるもの。
True toneディスプレイのおかげでiPad mini5のディスプレイは普段感じる自然な色合いだと感じることができる。
iPad mini4から搭載されているがフルラミネーションディスプレイの効果もApple Pencilに対応したことで大きくなった。
カバーガラスと液晶面を一体化して作られたディスプレイのこと。
従来はカバーガラスの数mm下に液晶面があるように見えていたが、その隙間をなくす加工を施したもの。
液晶面とガラスの隙間がなくなったことで恩恵を受けるのはApple Pencilをはじめとする手書き入力で、液晶にダイレクトに書いている感覚はかなり紙に近い。
ガラスと液晶面に隙間があると、ペン先と描写される線にほんの少し差が出てしまう。
これまではスタイラスペンの入力精度が低かったので気にならなかったが、Apple Pencilの描写精度がとても高いのでフルラミネーションディスプレイの採用は思ってる以上に恩恵を受けそう。
一気に4世代進んだA12プロセッサを搭載
外観からは伺えない大きな進化の一つがチップセット。
iPad mini4はiPhone6相当のA8だったが、iPad mini5はiPhoneXRと同じA12を搭載。3年半の期間が空いたので当然かもしれないが、最新のプロセッサを搭載したのは小さくない驚きだった。
発表前までは1世代前のA11になるんじゃないかと言う説が結構有力で、まぁ廉価版なのでしょうがないかと思ってたけど、フタを開けてみると2019年5月現在ではほぼ最新のものを積んできた。
A12チップは、単純な処理能力だけで言うとその辺のノートPCを軽く凌駕する能力を秘めている。
iPad mini4単体で使ってるとあまりきにならなかったが、新しくなったチップセットのiPad mini5を実際に使ってみるともう元には戻れない。
スクロールの微妙なカクつきや、ほんの少しの反応の遅れは全く感じないのはもちろん、重たい画像処理や動画編集もサクサクできる。3DでもARでもリアルタイムに遅延なく処理できるからどんなゲームでも快適にプレイできる。
Touch IDも第2世代のものになって反応速度が格段に上がった。おそらくiPad miniで一番使う機能なはずなのでこの進化はとてもありがたい。
念願のApple Pencil(第1世代)対応
おそらく今回のアップデートでの最大のハイライトであり、iPad miniユーザーが待ち望んでいたApple Pencil対応。これを使いたくて買い替えた人も多いんじゃないだろうか。
iPad miniのサイズ感は日常のメモがわりに使うのには一番しっくりくると思っている。A5ノートとほぼ同じ大きさだし、300gは毎日カバンに入れて持ち歩くのに全く支障のない重さ。
10インチ前後のiPadだと、やっぱり会議の場で取り出してノートを取ってるとなんとなくドヤってる感があって気恥ずかしいけど、iPad miniのサイズは控えめでアピールしている感が少ない。
普通のスタイラスペンとは一線を画すヌルヌルすらすらとした書き心地はさすがApple Pencil。
静電式タッチペンとしてはそこそこ評価の高いdash3と比較してみた動画がこちら。
普通の紙とペンと全く遜色なくメモを取れるし、お絵かきもお手の物。
本格的なデザインをする人にはディスプレイの大きさが物足りないかもしれないけど、普段持ち歩いてメモの代わりにするにはiPad miniの大きさがベスト。
ペーパレス化の時代、個人的には普段のメモもiPad miniで取った方がいいと思ってるので、どんどん使っていきたい。
第2世代のApple Pencilを使っている人からすると不便なのかもしれないけど、初めてApple Pencilを使う僕には神アイテムだと感じた。
ガラスのディスプレイに対してプラスチックのペン先で書くとちょっと滑ってしまうため、書き心地を紙に近づけるにはペーパーライクな保護フィルムを貼るなど工夫が必要。
また、第2世代Apple Pencilのようにペン自体がiPad miniにはくっ付かないので、持ち歩くには何か考えないといけない。
とりあえずマグネット付きのFRTMA Apple Pencil グリップを買ってみた。
このままカバンの中に入れられるほどではないけど、そこそこしっかりしている。使用中の一時置きならこれで十分かもしれない。鉛筆としても持ちやすくなるし。
毎日持ち歩くにはiPad miniのサイズが最高
結局ぼくが他のサイズのiPadに手を出せなかったのはiPad miniのサイズが何をするにもちょうどいいから。
雑誌を見るときは、もうちょっと大きいディスプレイだったらなと思うこともあるけど、ピンチインすれば十二分に読める。
webサイト閲覧、雑誌や電子書籍を読む、映画を観る…
それなりに混雑した電車でもストレスなくこういったことができるのはひとえにiPad miniのサイズ感のおかげ。片手で持てるし、ギリギリ邪魔にならない(…と思ってる)絶妙な大きさ。
Split Viewのおかげで複数アプリを開いてドラッグ&ドロップでファイルを移動できるのも魅力だ。キーボードさえあればブログを書いたりするのも、ほとんどの工程をiPad miniだけでできるしね。
iPad mini4から買い換えるべきか
iPad mini4も満足度の高いタブレットなので、既存ユーザーはことさらに買い替えなくてもいいと思う。
iPad mini4もコンテンツを消費するには充分なほど高性能だし、今発売されている他のタブレットよりもまだまだ優位だと思うので中古も含め、値ごろ感が出てくればiPad mini4の購入もいい選択だと思う。
とにかくApple Pencilが使いたいと言う人以外はそこまで買い換える必要はないかもしれない。
ただ、一度iPad mini5に慣れてしまうと、そこから戻ることはもう出来ない程度には素晴らしいアイテムだと言うことは申し添えておきたい。
iPad mini5を買うなら、Amazonがお買い得
iPadをはじめとするApple製品は、Apple Storeで買ってもゴリゴリの定価。
なので、ポイントが貯まるAmazonで買うのがお買い得。
数万円する高額商品なので、数%の還元率でもバカにならない。
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急に終わる可能性もあるので、なるべ早くチャージを初めて少しでもお得にお買い物をしてほしい。
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さいごに
とにかく待ちに待ったiPad mini5。外観はほとんど変わらないけど、中身は大幅に進化した。
また次のアップデートが4年後なのは勘弁して欲しいけど、これでまたしばらく戦えるし、UMPCが欲しい気持ちがかなり和らいだ。(欲しくないとは言ってない。)