2018の春夏で終わりかと思ったJ.Wアンダーソン × ユニクロのコラボがなんと復活。
2018年のコレクションは、かなりモード寄りのとんがったアイテムが多かったような印象ですが、2019年の春夏コレクションはアンダーソンのテイストを残しつつ、ベーシックなものに仕上げてきたような印象を受けました。
この辺はユニクロUとも同じような流れでしょうか。
30代でもサラッと使えるようなアイテムがあるのか、さっそく見てきました。
ユニクロ×J.W Anderson 2019年春夏コレクションレビュー
アウター
リバーシブルフーデッドコート ¥12,900
https://www.uniqlo.com/jp/store/goods/417754-57
・英国のファッションデザイナーであるJW ANDERSONとのコラボレーションアイテム。
・多少の雨水ははじく耐久撥水加工をプラス。
・伝統的なフィッシャーマンズレインコートを現代風にアレンジし、洗練されたデザインに。
・リバーシブル仕様なので着こなしの幅が広がる。
今回のコレクションのメインアイコン的に使われていたリバーシブルフーデッドコート。
ハリが強くてコートにほとんどしわが入らず形をキープしてくれます。ブロックテックコートっぽい感触。
フードの立ち上がりもよく、シルエットは全体的にとてもキレイ。
通常は裏地となる側のグリーンやイエローは思ったほどビビッドではなく、少しくすんだ感じ。とは言え30代がサラっと着こなすにはちょっと勇気がいるかな。
リバーシブルとは言え、B面で着るのはなかなか厳しい。ポケットの縫製も急に雑になった感じもします。あくまでオマケかな。
ブラックとベージュの組み合わせが一番使いやすかな。
ネイビーとベージュにしてくれたらもっとベーシックで着やすかったような気もします。
リバーシブルリブブルゾン ¥6,990
https://www.uniqlo.com/jp/store/goods/417755-69
・大胆かつ洗練された雰囲気と、控えめで落ち着いた雰囲気をリバーシブルで楽しめる。
・着心地は軽く、羽織りにぴったり。
春先に重宝しそうなショート丈ブルゾン。
軽くてデザインもシンプル。とても使い勝手がよさそうです。生地も安っぽさがなくて好感触でした。それなりに値段もしますが。
裏地はかなり派手なマドラスチェックですが、普通に来ている分にはこちらの面が見えることはなさそうでした。
この面ではなかなか似合い方がわからない。
ポケッタブルパーカ ¥2,990
https://www.uniqlo.com/jp/store/goods/417756-69
・大胆で人目を引くカラーブロックデザインは軽くて機能性のあるスポーツジャケットにぴったり。
・羽織るだけで印象的な着こなしのできる3色の組み合わせ。
・フード下の裏側にロゴをプラス。
・コンパクトなサイズで手軽に持ち歩けるポケッタブル仕様。
ぼくはあんまり着ないのですが、夏のレジャーにはよさそうだな。いい具合にレトロで程よいダサさが外しに羽織るにはぴったり。
ナイロンっぽいガサガサする生地ではなくクッタリした古着感のある素材もこのアイテムの雰囲気にマッチしていますね。
キレイ目スタイルに羽織るだけでうまくハズしになってくれます。
コンパクトに持ち運べるのも魅力。この軽さなら外出先で着なくなったとしても、カバンにいれておくのに抵抗感はありません。
テーラードジャケット(シャンブレー) ¥6,990
https://www.uniqlo.com/jp/store/goods/419383-67
・着心地は快適でデザインは上品かつ粋な、軽やかなブレザー。
・ワードローブに1枚あるといろいろ着回せて便利。
・イージーパンツやショートパンツと合わせればきれいめなカジュアルスタイルが楽しめる。
・製品洗いで味のある風合いに。
テーラードジャケットは3種類出てますが、その中でもっともカジュアルなのがこのシャンブレー。イメージ的にはきっちり感のあるデニムジャケットくらいに思っておくといいかもしれません。
どのテーラードジャケットも共通ですが、ビジネスに着るにはちょっとカジュアルがすぎるものの、普段着るときっちり感をだしてくれます。
袖口は本切羽になっています。背抜きという背中の裏地は省略し、袖部分にのみ裏地をつける方法を採用しています。
裏地がある分、するっと滑ってくれるので、あるのとないのとでは脱ぎ着する際の快適さが違います。
素材やバッチポケットなど、カジュアルな感じを醸し出してますが、相反して作りは割と正統派でした。
テーラードジャケット(ライトチノ) ¥6,990
https://www.uniqlo.com/jp/store/goods/419382-32
・着心地は快適でデザインは上品かつ粋な、軽やかなブレザー。
・ワードローブに1枚あるといろいろ着回せて便利。
・イージーパンツやショートパンツと合わせればきれいめなカジュアルスタイルが楽しめる。
・製品洗いで味のある風合いに。
表面が微起毛で質感の高い素材を使っています。それ以外のディテールはテーラードジャケット共通。
セットアップでも使えてクオリティもいいんだけど、どうにも関ジャニの村上くんイメージが強すぎて…
テーラードジャケット(シアサッカー) ¥6,990
https://www.uniqlo.com/jp/store/goods/417757-64
・着心地は快適でデザインは上品かつ粋な、軽やかなブレザー。
・ワードローブに1枚あるといろいろ着回せて便利。
・イージーパンツやショートパンツと合わせればきれいめなカジュアルスタイルが楽しめる。
・製品洗いで味のある風合いに。
表面が凸凹としたシアサッカーを使ったジャケット。
近年の夏物にはよく使われている素材ですね。表面の凸凹のおかげで肌に当たる面積が少なく、薄く軽いので夏服とは相性がいい生地。
ユニクロUのテーラードジャケットに比べてサイズ感やシルエットは普通っぽい。
あまり意識せずに使えます。
仕事にも使えるかなと思ってましたが、素材感も手伝って割とカジュアル。
ぼくの会社は問題ないですけど、お堅いとこだと何か言われるかも。
通常ラインの感動ジャケットが今シーズンかなり進化を遂げてるので、仕事にならこっちがいいかも。
イージーアンクルパンツスラックスの生地のように、かなりウールの質感に近づいてきたと感じました。
シャツ
エクストラファインコットンブロードシャツ(長袖) ¥2,990
https://www.uniqlo.com/jp/store/goods/417726-66
・超長綿を100%使用しているので、とてもしなやかな素材感が楽しめる。
・生地表面は微起毛されており、ソフトな肌触り。
・巧妙なストライプ柄は上品かつ陽気な雰囲気をプラス。
・もっともベーシックで着やすく、オンオフ問わず使える。
・カジュアルながらも、モードテイストもあるデザイン。
生地の光沢感やしなやかさは抜群で、高級感すら感じました。
ただ、やっぱり袖の切り替えが気になります。
モード感が強くてなかなか30代がサラッときこなせる感じではなかった。
切り替えのないタイプも用意して欲しかったんですが、まぁそれだとアンダーソンたる理由もないか…
エクストラファインコットンブロードスタンドカラーシャツ(長袖) ¥2,990
https://www.uniqlo.com/jp/store/goods/417891-68
・超長綿を100%使用しているので、とてもしなやかな素材感が楽しめる。
・生地表面を微起毛させることで、よりソフトな肌触りに。
・JW ANDERSON自身のシャツからインスパイアされた、ゆったりめのスタンドカラーシャツ。
・伝統と遊び心のあるモダンさを兼ね備えた1枚。
・カジュアルながらも、モードテイストあふれるデザイン。
エクストラファインコットンブロードシャツと同じ生地を使ったスタンドカラーシャツ。
ストライプの配色はちょっと個性的ですが、細いのでこれくらいの距離だといい感じにぼやけます。
袖の切り替えはなく、そのかわり着丈が長めでジャストサイズでもお尻が隠れるくらい。
サイドのスリットは深め。
身幅ゆとりを持たせてはいないのでリラックス感のあるシルエットではありません。
アウターありきで重ね着に使う感じでしょうか。
オックスフォードシャツ(長袖) ¥2,990
https://www.uniqlo.com/jp/store/goods/417727-01
・上質なコットン100%の超長綿を使用。
・生地の表面に微細な起毛加工をプラスすることで、生地のふくらみと上質な手触り感を実現。
・製品洗いをかけてラフさを出すことで、カジュアルにも着やすいシャツに。
袖の切り替えが特徴的なオックスフォードシャツ。
このアイテムもこの切り替えが無ければという…
オックスフォードシャツでレギュラーカラーのものってあんまりなくて、個人的に結構欲してはいます。
エクストラファインコットンブロードシャツとは違って、同素材での切り替えです。
なのでそこまで目立ちはしないんですが、そうは言ってもやっぱり気になります…
カットソー
スウェットプルパーカ(長袖) ¥3,990
https://www.uniqlo.com/jp/store/goods/417602-01
・コットンの裏毛素材を使用。
・JW ANDERSONの象徴とも言える、アンカーのロゴをプラス。
・マリン調のボーダーでJW ANDERSONらしい楽しさを表現。
フードから袖口までのボーダーが特徴的。
ユニクロUのガサっとしたパーカーとは違い、柔らかみのある生地です。
アイテムとしての完成度は高いとは思いましたが、ちょっとクセが強いですね。
生成りっぽい色味はツボなんですけど。ワゴンセール行き待った無し。
ラガーシャツ(長袖) ¥2,990
https://www.uniqlo.com/jp/store/goods/417600-55
・20番手のオープンエンド糸を使ったコットン100%素材で程良いラフさを演出。
・個性的なカラーリングでらしさを表現。
・ラガーシャツの伝統を大事にしながら、新しい解釈で現代のディテールを落とし込んだ1枚。
ラガーシャツらしいラフさも残しつつ、使いやすい現代風なシルエット。
168cmのぼくがSサイズを着るとこんな感じ。
ジャストサイズ目だったので、リラックス感のあるイメージで着るなら2サイズくらいアップしてもいいかもしれません。
今までラガーシャツにはあまり食指が動かなかったんですけど、これはちょっと欲しくなりました。
アシンメトリーボーダーT(長袖) ¥1,990
https://www.uniqlo.com/jp/store/goods/417596-16
・20番手のオープンエンド糸を使ったコットン100%素材で程良いラフさを演出。
・互い違いになったボーダー柄が、昔ながらのマリンTシャツに現代的なリズムをプラス。
・生地をずらして縫製し、アシンメトリーなディテールに仕上げた個性的なデザイン。
・少しひねりの利いたデザインで、新しさやオリジナリティのある1枚。
アンダーソン得意のアシンメトリーなボーダーシャツ。
正面で互い違いになったボーダーデザインはなかなかインパクトがありますね。
それ以外はサイズ感も使いやすくて生地のクオリティも高いので、インナーにはもってこいだと思います。
胸のアンダーソンロゴも結構目立つので、その辺が気にいるかどうかですね。
ぼくはちょっとパス…
アシンメトリーボーダーT(半袖) ¥1,990
https://www.uniqlo.com/jp/store/goods/417598-55
・20番手のオープンエンド糸を使ったコットン100%素材で程良いラフさを演出。
・ポケット付きTシャツを大胆にアップデート。
・衝突するように互い違いになったボーダーの組み合わせで、視覚的にインパクトのあるデザインに。
ボーダーTシャツの半袖タイプです。
生地もそこそこ厚めで1枚でも着れますね。
胸ポケットは身頃のボーダーと柄が互い違いになるように配置されてるので、同じパターンですけど意外と存在感があります。
サイズ感としては極端にリラックスにも触れていなくてかなりベーシック。
表面は普通のボーダーですが、後ろから見るとアシンメトリーなデザインになっています。
この辺の遊び心を受け入れるかどうかですね。ものとしてはとてもいい。
グラフィックT(半袖) ¥1,990
https://www.uniqlo.com/jp/store/goods/417599-68
タツノオトシゴをプリントした、楽しいデザイン。
胸ポケットもなく、総柄のデザインが好きか嫌いかというだけ。
UTにもありそうなデザインなので、あえて買うほどではないかなと思いました。
マルチボーダーT(半袖) ¥1,990
https://www.uniqlo.com/jp/store/goods/417597-69
・ボーダーが若々しく活気に満ちた着こなしを生み出す。
・オリジナリティのある1枚。
レトロでサーフ感のあるボーダーTシャツ。
デザイン的にはこれと言ってとんがったところもなく、良くも悪くも普通。
あえて買うかというとちょっと…
ボトムス
イージードローストリングパンツ ¥3,990
https://www.uniqlo.com/jp/store/goods/417735-32
・ウエストコード付きのリラックスパンツでいろいろ着回せる。
・完全にカジュアルなリラックスウェアとしても、ブレザーとのセットアップにも使える。
イージーローストリングパンツは3種類出てます。
素材によってかなりイメージは違いますが、ズドンと太いシルエットは共通。
いずれもどう素材のジャケットとセットアップで使えます。
シアサッカー生地のものはこちら。
軽くてノーストレス。伸縮性も抜群で部屋着から公園遊びくらいまでで楽チンなパンツを探してるならハマりそうです。
軽い分、落ち感やパリッとした感じは出にくいのでコーディネート的には苦労しそうでもありました。
チノはジャケットと同じく、微起毛感のある柔らかい触り心地で気持ちいい。
いい感じにしっかりした生地で伸縮性もあるし3種類の中ではこれが一番良かった。
サイズアップしなくてもかなり緩めのシルエットです。
多めにロールアップするとバランスがいいですね。
デニム素材のローストリングスパンツはかなりカジュアル感が強め。
不自然な色落ちもないし、使いやすくはあると思いますが、合わせるアイテムを考えないとかなりカジュアルによった仕上がりになりそう。
ロールアップして同じくアンダーソンのボーダーソックスを合わせるのが可愛い。
というかこのコーディネートかわいい。
グッズ
リバーシブルハット ¥1,990
https://www.uniqlo.com/jp/store/goods/417627-54
・イギリスの伝統を感じさせるレトロでクールな帽子。
・無地とプリント柄のリバーシブル。
リバーシブルハットは、裏側で使うのはちょっと勇気がいると思います。
花柄やタツノオトシゴがチラッと覗くのは可愛いと思うんで、イージーパンツに白Tと言ったシンプルな組み合わせにアクセントとして使うのにはとても良さそう。
クシャッとしてカバンに入れてしまえるのもポイントが高くて、夏の旅行や行楽に活躍しそうです。
リバーシブルトートバッグ ¥2,990
https://www.uniqlo.com/jp/store/goods/417625-52
・本体は丈夫なコットン100%素材。
・とても丈夫なのでいろいろなシーンで使える。
・ビーチサイドではプリント柄、街ではシンプルな無地など、使い分けられるリバーシブル仕様。
・海でも街でも大活躍。
バッグ類はどうだろう…
くったりした感じは好きなんですけど、アンダーソンロゴの合皮が安っぽくて足を引っ張ってる気がします。
バッグ自体は丈夫そうなんですけど、この合皮のところがポロポロと劣化して来そうです。
まあ1年や2年は大丈夫でしょうけど。
ダッフルバッグ ¥3,990
https://www.uniqlo.com/jp/store/goods/417626-69
・本体は丈夫なコットン100%素材。
・船員が航海で使う、伝統的な筒型のバッグ。
・丁寧につくり込まれ、収納力があるので使い勝手が良い。
・JW ANDERSONの象徴とも言える、アンカーのロゴをプラス。
ダッフルバッグって使ってる人見たことないな。嫌いではないんですけどなんだろう。
俺より強いヤツに会いに行く人が背負ってそうな感じがなんとも言えない。
でもこんなの背負って海とかふらりと行ってみたい。
夏の直島なんかをハーフパンツ、Tシャツにスポーツサンダル。ストローハットにボストンタイプのサングラスとこのダッフルバッグを背負って散策したい。
そんなバッグ。
ソックス ¥390
https://www.uniqlo.com/jp/store/goods/418143-00
・表糸は上質でハリのあるコットンコーマ100%。
・鮮やかで印象的なカラーリングにすることで特別なデザインのソックスに。
・汗をかいた後でもにおいが気にならない消臭機能をプラス。
・かかとを立体構造にしたワイドヒールで、フィット感が良くずれにくい。
・つま先、かかとは補強糸を使い、耐久性をアップ。
前回同様、このソックスが最高傑作ではないかとぼくの中で話題。
程よく可愛くて使い勝手が良さそうなデザインが揃ってます。
通常ラインのよりサラッとした素材で涼しくて使いやすそう。
しかも390円なので、色違いでいくつか買いたいですね。
さいごに
去年までのラインナップに比べて、ややベーシックに寄せてきた感があります。
…が、ちょっと惜しいようなものがものが多買ったというのが感想です。
シャツはベーシックに寄せるなら切り替え入らなかったし、モードにするなら思い切ってクレイジーパターンくらいまで振り切ってくれた方が…
とはいえ、ユニクロの中でも多様性をということでは、今後も続けて欲しいのは間違いありません。
かなりのアイテムがワゴンセールに流れそうではありますが、まだまだ継続して欲しい。
そしてイネスとトーマスマイヤーも帰ってきて欲しい。
最近こちらを知り、管理人様と背格好がほぼ同じなのでとても参考になり、良く読ませて頂いています。
UNIQLO/G.U.ともベーシックラインのものばかりの購入ですが、管理人様の記事を参考に試す機会を伺おうと思います。
では引き続き投稿楽しみにしています。
ありがとうございます。お役に立てて光栄です。笑
ユニクロ・GUもかなり幅広いラインナップになってきたので楽しいですよね。