Amazonブラックフライデーセール会場はこちら

treVolo Uレビュー|オンライン会議・語学学習でクリアな声を届ける多機能スピーカー

この記事には広告を含む場合があります。

記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。

こう見えて英語英文学科卒業している僕ですが、英語学習において日本人がもっとも苦手としているのがリスニング

そんなリスニング能力向上のために『声』をクリアに届けることにとことんこだわったスピーカーtreVolo U」をBenQさんからご提供いただきました。

1ヶ月ほどガッツリと使い込んでみましたので、いいトコロ、気になるトコロ含めてご紹介していきます。

一見ピーキーなアイテムで、それもあながち間違ってはいません。

語学学習だけにしか使えないのに3万円… という心配は不要です。語学学習専用機というわけではなく、オンライン会議や動画視聴用のスピーカーとしても幅広く使える面白いスピーカーです。

この記事は商品をご提供いただいて執筆しています

ここがGOOD

  • とにかく声がクリア
  • オンライン会議にも活躍
  • 映画・ドラマのセリフも聴き取りやすい

気になるトコロ

  • 音楽用としてはやや物足りない
  • 値段が高め
  • カラバリがブルー一択

こんな人におすすめ
  • 英語など語学学習にガッツリ取り組みたい
  • 在宅ワーク中心でオンライン会議環境を向上させたい
  • 映画やドラマのセリフが聴こえにくい

語学学習のためのスピーカー「treVolo U」

BenQ trevolo U

英語を勉強する上で、僕たち日本人にとって最も高いハードルがリスニングとスピーキング。知識はしっかりあるんですが聴いて話すのが圧倒的に苦手なんですよね。

そんな聴いて話す能力向上のために助けになってくれるのがこの「treVolo U」というスピーカー。

声をクリアに届ける工夫が詰まっています。

特に発音の細かいトコロを聴こえるというのは最初のうちはものすごく大事なんです。英語でいうと「th」や「f」など日本語にはない音。あとは「r」と「l」の聞き分けなんかもそうですね。

この辺りは慣れてくるとわかるんですが、普通のスピーカーだと注意深く聴いてもそもそも聞こえないんですよね

スペックについて

BluetoothバージョンBluetooth5.0
コーデックSBC
連続再生可能時間12時間
インターフェース3.5mm(4pin CTIA), Type C USB2.0 (充電用)
使用周波数帯域60-20K Hz
マイク全指向高感度マイク×1 全指向性環境音マイク ×1
音声モード音楽モード:動画学習モード:ライブ学習モード
サイズ(横幅×高さ×奥行き)174 × 95.34 × 81.36 mm,約760g

Bluetooth規格は最新でないものの5.0には対応しているので現状では特に不満はないかな。

コーデックがSBCのみなのが少し気になるトコロ。

遅延という意味ではやや不利なので、動画で英語学習をする際に口の動きと音声がズレるのはどうなんだろうと思っていましたが、実際に使ってみるとほぼ気になりませんでした。

完全ワイヤレスイヤホンでもそうなんですが、同じSBCでも遅延が大きいものもあればほとんど気にならないものもあるので、この辺りはソフトウェア側でうまく処理してるんでしょうね。

連続再生時間も12時間と、電源に繋ぎっぱなしじゃなくても安心して使えるだけの容量が確保されています。外に持ち出すことはほぼないと思うのでこれも全く問題ないと思います。

デザイン・付属品

BenQ trevolo U 付属品

付属品は3.5mmのジャックと充電用のコード、あとはマニュアル系でした。

本体のデザインは丸みがあるポップなデザインです。

BenQ trevolo U

横から見るとこんな感じで12度の角度がつけられています。

机に置いた時にちょうど顔の方向に向いて、自然に耳に音が届く角度が12度らしいですね。

BenQ trevolo U
赤外線センサー
マイク

正面には全方向性の集音用コンデンサーマイクと赤外線センサーが備わっています。

この赤外線は「あんしんモード」というスピーカーまでの距離を計測して自動で音量を調節してくれる機能のための距離を計測するためのセンサーです。

BenQ trevolo U
ボタン

上部には操作系のスイッチが集約されています。同系色でシンプルにまとめられていますが、エンボス加工が施されているので迷うことはありません。ミニマルなデザインにまとまっています。

音声モードが今何になっているかはこのインジケーターの点滅でわかるようになっていますが、ちょっと判別しにくいなと思いました。

BenQ trevolo U 入力端子

背面にはUSB Type-Cと3.5mmイヤホン端子が一つずつ備わっています。

注意

USB Type-C端子は映像や音声の送受信には対応していません。充電のみの端子です

背面には低音をブーストするパッシブプレートが内蔵されていて、小さな音でもしっかり低音を持ち上げてくれます。

丸みのあるポップなデザインですが、男性でも抵抗感なく取り入れられる高級感のある仕上がりになっています。

コーナーのあたりの処理なんかも一体感があっていいですね。こういったデザインの部分でもしっかりとコストをかけて作っているのが伝わってきます。

カラー展開がブルー一色なのがちょっと惜しいポイント。悪くない色味なんですが、デスク周りをこだわって作っている人はちょっと浮いてしまうかもしれません。

まとん
まとん

せめてモノトーン系の色は欲しかったな…

「声」に特化した3つのモード。それぞれ音質はどう?

さて肝心なのは音質です。特にこのtreVoloUは語学学習にフォーカスして「声」を届けることにこだわったスピーカー。その辺りの音質を詳しくチェックしていきます。

実際の聞こえ方は動画を参考にしてもらうとわかりやすいと思います。

スピーカー構成ですが、ミッドレンジ用のものの他に低音を持ち上げるウーファーも搭載。背面にはパッシブプレートも備わっていて全音域をしっかりを響かせてくれる機構が搭載されていますね。

音質には以下の3つのモードが用意されています。

音質モード
  • 音楽モード
  • 動画学習モード
  • ライブ学習モード

音楽モード

低音から高音までバランスよく音が出るモードです。クセがなく語学学習用スピーカーらしくボーカルの声はとても聴き取りやすいですね。

一方で低音はそこまで量感があるわけでもなく解像感もそこそこで、音楽用のスピーカーと比べるとやはりちょっと物足りないという印象。

動画や映画、ドラマの声は聞き取りやすくそういった動画コンテンツであれば低音の解像感もそこまで不足感は感じません。

広がりや包まれ感はなく、あくまでも前方からの音という感じです。デスクに置いておいて、語学学習やオンライン会議以外の用途にも使えますよというくらいの感じで捉えるといいのかなという感想でした。

2台繋げてステレオモードで使用するとまたイメージが変わるかもしれませんが、そうなると6万かかるのでそれはちょっと…ね。

動画学習モード

動画の語学学習コンテンツをより聞き取りやすくするのがこの「動画学習モード」。具体的には低音と高音を抑えて、中音部分をガッツリ持ち上げています。

イコライザーをいじっただけではなく、声の輪郭部分を際立たせて、普通のスピーカーだと埋もれてしまうような「th」や「f」のような英語のニュアンスの部分もしっかり聴くことができます。

これ、そもそも聴こえないとなかなか自分の中に落とし込めないので、特に初心者のかたや吸収力のすごい子供の学習時にはかなりお勧めできますね。

iPad miniのスピーカーもそこそこ高性能なんですが、専用にチューニングされたtreVoloUと比べると全然違います。

音楽や映画をこのモードで流すと思いっきり不自然なのでお勧めしません。あくまで学習に特化したモードです。

ライブ学習モード

動画学習モードが一方通行で動画コンテンツで勉強するモードなのに対して、「ライブ学習モード」は双方向に会話が可能。画面の向こうに先生がいて、会話をしながら学習できるモードです。

こちらのマイクがオンになって、向こうに声を届けることができるのはライブ学習モードだけなので、オンライン会議などに使用する際はこのモードにしておく必要があります。

低音と高音を抑えて、中音域を前に出してくるのは動画学習モードと共通した傾向ですが、ライブ学習モードではさらに「エコーキャンセラー技術」により周囲のノイズを大きくカットして、お互いの声のみを届けることができます。

自然な音声というよりは、やや機械的に強調されたような音質になりますが不快感や違和感があるわけではありません。あくまで調整の範疇に収まっています。

個人的にはオンライン会議にかなり重宝しています。向こうの声がめちゃくちゃクリアになりましたし、こちらの声も正確に届いているようで、聞き返される割合がかなり減ったように感じました。

音質も全体的に優しく、高音が刺さってこないので長時間の会議でも聞き疲れもしなくなりました。

便利な「安心モード」だけどちょっと惜しい…

BenQ trevolo U 使用感 安心モード

もう一つ便利なのが「安心モード」です。

前面に取り付けられている赤外線センサーでスピーカーと人との距離を計測して、適切な音量に調整してくれるというモード(最大1.5m)。

BenQ trevolo U 使用感 安心モード

例えば、いまいちちゃんと音量コントロールができない小さい子供が動画を見ているときでも、音量を最適なボリュームに設定してくれるので知らないうちに爆音になっていたりということを避けられます。

ただし、近づいたり離れたりしてもリアルタイムで音量を調整してくれるわけではなく、あくまで安心モードボタンを押したときの距離(もしくはアプリで安心モードをオンにした時の距離)で固定されます。

手を伸ばしてオンにするということはおおむね手の長さの距離なわけでそれってちょっとどうなの?と思うポイントでした。

音声コントロールもできるけどこれも惜しい

アレクサやSiriのように音声でコントロールが可能です。操作できるのは音量調整モード変更のみです。

ちょっと気になるのは「音符ちゃん」というウェイクワード。

まとん
まとん

アラフォーのおじさんにはちょっとキツイ…

また、一定時間たつと音声コントロールモードが終了してしまう仕様がちょっと惜しい点でもあります。

少し離れた位置にあるスピーカーを操作したいなと思った時には音声コントロールモードが終了してしまっているので、またスピーカーまで手を伸ばして本体操作をしないといけなくなってしまいました。

ここはちょっと改善の余地ありですね。ファームソフトアップデートなどで対応してもらえるといいな。

専用アプリは操作が充実。ただイコライザーは自動調整のみ

treVolo Uには専用アプリが用意されています。

できることはこんな感じ。

  • バッテリー残量、現在の音声モード、接続しているデバイスの確認
  • 専用サウンドの設定
  • 安心モードの起動(周囲の環境音確認)
BenQ trevolo U アプリ画面

トップ画面からはバッテリーの残量や現在の音声モード、どのデバイスに接続しているかという情報を確認することができます。

BenQ trevolo U 専用サウンド アプリ画面

「専用サウンドの設定」は健康診断の聴力テストのように音が聴こえる帯域をチェックしていき、個人個人に最適な音質に設定してくれる機能です。

こまかくイコライザーを設定することはできませんが、以前に紹介した完全ワイヤレスイヤホンの自動設定のように音が破綻することなく、ちゃんと音質の設定をしてくれたいる印象。

音域ごとに細かく設定するなど好みの音質を自分で探っていくようなことはできませんので、やはり本格的な音楽用のスピーカーとはそのあたりのコンセプトそのものが違いますね。

BenQ trevolo U 安心モード アプリ画面

上で紹介した「安心モード」をアプリから設定することもできます。

その際に、周囲の騒音状況やそれに応じた最適なボリュームがどれくらいなのかという情報を数字で視覚的に確認することができます。

だからなんなんだと言われればそれまでですが、これはちょっと面白い。

BenQ trevolo U ステレオモード アプリ画面

他にも2台繋げてスピーカーモードで使う時の設定ができたりと、かなり色んなことがこのアプリから行うことができます。

treVolo U
treVolo U
開発元:BenQ
無料
posted withアプリーチ

実際使ってみた感想

BenQ trevolo U iPad mini6

実際に英語系のコンテンツを再生したり、オンライン会議に使用してみたりと、数週間使い込んでみましたので、その辺りの感想をまとめていきたいと思います。

使い方としてはiPad mini(第6世代)と一緒に使うことが多かったですね。

iPad mini6はこれまでのモデルと違い、スピーカーが上下(横置きだと左右)両側に設置されたことでかなりパワーアップしているんですが、それでも総じてこのtreVoloUを使用した方が迫力も増しましたし、音質も間違いなくアップしました。

そこは大前提として、それぞれ色んな使い方をした感想ということでご理解ください。

語学学習には確かに最適

英語学習系のYoutubeコンテンツや、TOEICのサイトにある練習問題などをこのスピーカーで再生してみました。

通常の音楽再生モードでも声が聴き取りやすいチューニングなので、そのまま動画のe-ラーニングコンテンツなどを再生しても、タブレットなどで聴くよりもかなりよく聴こえます

学習モードにすると、声の輪郭が際立ち、余計な音をカットしてくれるのでさらに聴き取りやすく変化します。

より細かいところを聞きたい時は、動画などeラーニングコンテンツでもライブ学習モードにするのもありですね。

オンライン会議にも大活躍

オンライン会議や通話に使うには「ライブ学習モード」にしないとマイクが使えないので要注意。

エコーキャンセリング機能のおかげで、雑音や室内の反響をカットしてくれて相手の声はクリアだ。こちらの声もしっかりと拾い上げてノイズを消して届けてくれる

聞き返される回数も激減した印象でオンライン会議のストレスが激減しました

セリフが聴こえる。映画やYouTube観賞用に

液晶テレビのスピーカーだと低音部分にセリフなどの中音域が埋もれてしまって、もこもこと聴き取りにくかったりします。treVolo Uは音楽モードでもセリフの聞き取りやすさが段違い

音楽鑑賞には物足りない低音域の解像感も動画や映画ならそんなに気になりません。

ドラマや映画のセリフがはっきりと聴こえつつ、爆発音なんかの迫力も損なわれないのでTVやタブレットのスピーカーよりは音質は向上します。

一方でステレオスピーカーやサウンドバーのような包み込まれるようなサウンド体験ができるわけではありません。あくまで前方からの音という感じなので過度な期待はできません。

子供の動画鑑賞用に

「安心モード」を使えば、子供が動画視聴する際も爆音で難聴に…ということもなく文字通り安心です。

見た目も可愛いし、気に入って使っていました。というか、まだ小さいので多分スピーカーから音が出ていることはあんまり理解していないかもですね。

安心モードがスピーカーと子供の距離が変わっても自動で調整してくれるような感じだと尚良かったです。

作業時のBGM用になら音楽モードもまぁ十分

音楽モードはしっかりと聴き込むような使い方だと、音楽専用のスピーカーにはちょっと敵いませんが、作業時のBGMとして音楽を流すような使い方であれば、正直不満に感じることはありません。

気になるトコロ

最後に気になるトコロをまとめておきます。コンセプトがややとんがってるだけあって、一般的なスピーカーという観点で見るとちょっと気になる部分もあるのが正直なトコロ。

音楽用途にはちょっと物足りない

音楽モードはしっかりと聴き込むような使い方だと、音楽専用のスピーカーにはちょっと敵いません

とはいえ、音楽が好きで、幾つものスピーカーやイヤホンを聴き比べているような人たちにとっては… という意味なので、一般的にいい音だなという水準は十分にクリアしていると思います。

お値段が高め

3万円弱とスピーカーとしてもややお値段が高め。音楽用スピーカーだとしても3万円あれば結構な種類のアイテムが選択肢に入ってきます。

ただ、「声」にフォーカスしているという他にはない特徴を持ったスピーカーであることは間違い無いので、そこの価値を感じるのであれば十分に購入する価値はあるかと思います。

まとん
まとん

2台繋げてステレオモードにするには6万円必要なのでそれはさすがに… ですけどね!

カラーバリエーションが1色だけ

デザインはポップで可愛いし、ビルドクオリティも高いのですが、ちょっと可愛すぎる気もします。

子供が使うだけならそれでもいいんですが、僕たちもオンライン会議などの用途で使うことができるアイテムなので、デスクの雰囲気に合わせられるようなシックな色も発売して欲しいですね。

まとん
まとん

選ぶ楽しさも広がりますしね!

さいごに

こんな感じで今回は「声」を届けることに特化した語学学習用のスピーカー「treVolo U(トレボロ ユー)を紹介してみました。

「語学学習のため」というコンセプトどおり、人の声にフォーカスして細かなニュアンスをしっかりと伝えてくれます。

またその特性を活かして、オンライン会議にも使えたり、映画や動画視聴にも活躍したりとマルチに活躍してくれるスピーカーでした。

とんがったコンセプトではありますが、これから英語を勉強したいなという人には間違いなく助けになってくれます。

語学学習にしか使えないスピーカーであれば、3万円も出すのは辛いと思われるかもしれませんが、普段使いのスピーカーとしてもしっかり使い込むことができますのでそこは安心してもらって大丈夫です。

ここがGOOD

  • とにかく声がクリア
  • オンライン会議にも活躍
  • 映画・ドラマのセリフも聴き取りやすい

気になるトコロ

  • 音楽用としてはやや物足りない
  • 値段が高め
  • カラバリがブルー一択

こんな人におすすめ
  • 英語など語学学習にガッツリ取り組みたい
  • 在宅ワーク中心でオンライン会議環境を向上させたい
  • 映画やドラマのセリフが聴こえにくい

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です