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【日本代表】親善試合 vs スイス ハリルからの上積みが感じられない

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まず代表サポーターを膝から崩れ落ちさせたのは中継に出演していた田嶋会長のコメント

「やろうとするサッカーが見えてきた」

何を聞かれてもこれを繰り返していました。

出場している選手や監督にすら見えていない「やろうとするサッカー」ってなんなんだろう?

なにが見えてるのですか田嶋さん。

いい眼科を紹介しましょうか?

90年代後半から続いてきた日本サッカーの盛り上がりを一人で終焉に向かわせるつもりでしょうか。

6/8 vs スイス(0-2スイス代表勝利)

閑話休題。

ロシアワールドカップ前のテストマッチもあと2つ。FIFAランク6位と本大会でも上位進出が期待されるスイスとの一戦は完全に力負けでの敗戦。

スイスの非常に理路整然としたサッカーに対して、日本の完成度の低さが残酷なまでに浮き彫りになりました。

GK 1 川島 永嗣
DF  21 酒井高(後半11分 酒井宏) 22 吉田 麻也 20 槙野 智章 5 長友 佑都
MF 17 長谷部 誠  18 大島 僚太(後半25分 柴崎)
4 本田 圭佑(後半31分 香川) 8 原口 元気 11 宇佐美 貴史(後半11分 乾)
FW 15 大迫 勇也 (後半40分 武藤)

日本は3バックをいったん止めて、慣れ親しんだ4-2-3-1へ変更。

前半40分に酒井高がいつもどおり不用意なアタックでエンボロに体を入れ替えられるとそのまま加速。

PAで対応した吉田が倒してしまいPKで失点

後半37分にはカウンターからしっかりと崩されて2失点目。

そのまま0-2での敗戦でした。

西野監督に代わって、何も上積みを感じない

ハリルから西野監督に代わってから2戦目。はっきり言って、なにか上積みがあったかというと何も感じない。

ただひとり田嶋会長を除いては。

チームとしての約束事があるんだろうけど何も見えない。

攻撃面での停滞感

とくに攻撃は本当に散発的で選手頼み。

しかも足元で受けることがほとんどだから、相手もしっかりとDFラインを下げたあと、前を向いて日本を迎え撃てる状態。

宇佐美と本田を並べてしまうとどうしてもこうなるのは目にみえているから、これはもう用兵の問題だと思う。

折角カウンターの形でアタッキングサードまで運べても、そこからDFラインの裏ではなく、その前で受けようとするのがこの二人。

だからスピードも落ちるし相手も前を向いて対応できる。

そこから点を取ろうと思うと、ロッベンやメッシレベルのドリブルシュートか全盛期のジェラードのようなミドルシュートしかない。

しっかり守備組織をセットされてしまうと、もう細かいワンツーや遅攻では攻めきれないくらい現代サッカーの守備はオーガナイズされてしまってる。

試合後 乾コメント

攻撃の部分はじゃっかん狭くなっていたので、右で作ってもらって逆サイドにふってもらえればフリーというのはいっぱいあったので、そういうシーンが増えればいいかなと思って張ってました。まあやっぱりみんなちょっと固執しすぎている傾向があったり、今までもそうですけど狭い所になりすぎているところがあるので、そのへんは練習からやっていかないといけないと思います。

出展:https://www.jleague.jp/match/japan/2018/060801/player/

 

試合後日 長友コメント

スイス戦では、相手からボールを奪い返した次の展開でスプリントしなくちゃいけない時に全然できていなかった。足もとでもらう意識ばかりでは……。僕がもし相手だったら、(日本は)全然怖くない。嫌なところに前線スプリントしてこないなという感じで。スプリントして高い位置でボールをもらえるからこそゴール前で1対1の状況が生まれたりとか、局面が変わってくるのに……。結局足もとでもらって相手が帰って来たら、攻め手がないですよね。最終的にクロスをあげます、中で弾かれます、では話にならない

出展:http://www.soccerdigestweb.com/news/detail/id=41889?mobileapp=1&__twitter_impression=true

選手からも足元でやりすぎているコメントが出ているのでまだ少し安心。

乾や長友、あと柴崎あたりもきちんとヨーロッパで戦術を仕込まれてそれに対応してきた選手なので、その辺の危機感はもっててまだよかったかなと。

本田もミランの時はバラバラのチームの中、一人でこういうことやって頑張ってたような気がするんですがね。

守備面ではもっと怖い

プレスがまったく機能していない

まずは前線からしっかり追い込む守備が全くと言って機能していないこと。

スイス戦も大迫1人 vs 相手DF3人ビルドアップ隊とか影分身の術でも使えない限りムリゲーじゃない?

たまに本田が気まぐれで参加してたけど、ジャカを中盤に下されるとそれが気になってまた大迫が独りぼっちに。

前から行くときも後ろの選手ついてきていない。

バイタルがスカスカになって、そこをいいように使われるといういつもの展開

サイドチェンジで振り回される

片方のサイドで細かく作って、逆サイドに大きく展開。そこで数的同数を作り出して、攻略していく。

サイドに追い込んでいるんではなくて誘い込まれている。

プレーの方向を寄せで限定できてないから、しっかりと精度のあるサイドチェンジを食らって、スピードに乗った攻撃を受けまくるの繰り返し。

いつもの川島

そしてまた川島の変なタイミングでの飛び出しからのフライングボディプレス。ちょっと川島のDFとの連携ミスは致命的。

なぜ川島にそこまで執着するのかわかりません。これだけ閉塞感があるんで、若くて勢いのある中村を使って少しでも打破してほしい。

スイス戦のまとめ

スイスは何というか、キチンとフリーランで人を動かして、そのスペースをキチンと使ってくる。

そしてその動きにキチンと釣られて、キチンとピンチになる日本。

 

そこまで特別なことはやっていないんですが、ケーススタディがしっかりとなされてる印象。

逆にいうと、日本もこれをお手本にするべき。モダンサッカーの教科書に書いてあるようなことをしっかりと追及して落とし込むと、こういうサッカーができる。

今日のスイスのサッカーは相手が格下でも格上でも応用できるもの。

基本的に格下相手のアジア予選を戦い、その後は各上相手のサッカーにアジャストしていかないといけない日本は、こういうサッカーができないといけない。

 

あと本田と宇佐美を並べるのはもうダメですね。絶対的な運動量も足りてないし、裏にも抜けないからダイナミズムも生まれない。

ミランの時はそういう仕事してたと思うんですがね。

さいごに

次戦に向けて、とにかく試してほしいのはハードワークができる選手でしっかりと連動したプレス。

裏抜けを意識して相手のDFを動かすような攻撃。

シンプルにこの2つ。

この2つをこの時点で見直さないといけないのは何とも悲しい。

だってこれはハリルがやって来たことで、西野監督になって2戦やってここに立ち戻った。

しかも選んだ選手は縦に早いサッカーには不向きで、ポゼッションを極めるには時代遅れの戦術しか取れないメンバー。

ブラジルで惨敗して、このままじゃダメだってとこにようやく立ち戻っただけ。

田嶋会長の罪は重いけど、「ハリルホジッチ解任について思うこと このタイミングでの解任は最悪の一手」にも書いた通り、本人は本気で日本の為にイイことしたと思ってそうで、こういう人たくさんいますが、本当にタチが悪い。

 

本田、宇佐美を起用する縛りで、原口を全く活きない右に回さざるを得ないのも本末転倒。

トップに武藤 or 岡崎。

2列目は左から原口 or 乾 or 香川、乾 or 香川、武藤 or 岡崎

こんな前線を見てみたい。

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