makuakeに出資していたリターンとして7月にようやく届いた最小の小銭入れCHIP。
この記事でも書いた通り、唯一にして最大の懸念点が、小さすぎてどこに入れたかわからなくなってしまうことが多々あること。
半分冗談で書いていたものの、先日ついにやってしまった。ポケットから出し忘れたCHIPを洗濯してしまった。
洗濯してしまったCHIPを復活させたい
というわけでしなしなになってしまったCHIP。しかし慌ててはいけない。
革製品に水はタブーだというイメージがあるけど、実はそんなことはなくて革製品だって水で洗っていいのだ。
革製品って水洗いできるの?
革製品は水洗いできる。けど注意しないといけないことも当然ある。
- しっかり日陰で乾燥させる
- 油分、栄養を補充する
- 色移りに気をつける
以上の3点に注意すれば、むしろ洗った方がいいことすらあったりする。
陰干しでしっかり乾燥させる
革の中に水分が残らないよう、風通しのいい日陰でしっかり乾燥させよう。水分が残ってると、黒カビや臭いの原因になったりする。
この時、変形しやすいので、革靴ならしっかりシューキーパーを。新聞紙などで詰め物をして代用もできるが、こまめに取り替えないも新聞紙自体の水分でカビってくる。
財布なら型崩れしない程度に新聞紙でも中に詰めた方がいいかも。
油分・栄養を補給する
完全に乾いたら、今度は油分や栄養を補充していく。
洗剤は界面活性剤であり、油分と結びつくことで汚れを落としていく。つまり革の中の油分を根こそぎ持って行ってしまうのだ。
洗顔直後の顔の肌と同じく、このままだとカピカピのカチンコチンになってしまうのでそうなる前に油分や栄養を補充していく。
今回はクローゼットに残っていたモゥブレイのクリームエッセンシャル。
ちなみに買った当時はモゥブレイではなくウォーリーというメーカー名だった。基本的にクリーム系は固着していない限り使用に問題はないはずなので気にせず使っていこう。
今回は洗濯してしまったので省略したけど、古いクリームを取り除く作業が一番大事。
ステインリムーバーのようなクリームを使って事前に汚れを落としておこう。
CHIPがとても小さいので指で塗り込んでいく。
ちょっと塗りすぎたのでコットンのクロスで拭き取り。米粒1つか2つ分くらいで十分。
均一に伸ばしたら毛の細いブラシで磨き上げるようにしてクリームを浸透させていく。今回は馬毛のブラシ。
仕上げにポリッシングクロスで磨き上げ。
こんな感じで仕上がった。左が購入当初で、右が今回の仕上がり。
ツヤ感は出たけど正直シワが増えてしまった。革なので使ってるうちにまた馴染んでくると思うんでこれはこれでいいか。
さいごに
今回は丁寧にやったけど、もはやこの界隈も沼なのでもっと簡単にしてもいいと思う。
栄養補充とツヤ出しだけならブラッシングは無くてもいいかな。
ステインリムーバーとクリームエッセンシャルがあれば靴でもバッグでも手入れができるので持っておいて損はない。
バラバラと買うのはめんどくさいなら最初はこういうセットを買ってみてもいいかもしれない。
黒以外は無色が汎用性もあって無難。
とりあえず二度と洗濯はしないよう気をつけよう。
[…] 【革製品の水洗い】最小の小銭入れ『CHIP』を洗濯してしまった話 […]