これが1円なら、買わない意味がわからない。小型スマホ『rakuten mini(楽天ミニ)』の1円キャンペーンが続いている楽天モバイルですが、実際使い勝手なんかはどうでしょうか。
数か月使ってみての結論としては、メインの端末として使い続けるのは厳しいというもの。ただこれはスマートウオッチ以上、スマホ未満のサブ機としてみると、これ以上ないほどのスマホではないかと思いました。
ちなみに先着300万人までは加入料も月額使用料も全て無料のキャンペーンを行っていますが、新料金プランを発表してから申し込みが殺到し、なんと250万人を突破しました。
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特にrakuten miniは先に端末代を支払って、あとからポイントが返ってくる「実質」1円ではなく、ガチで購入するタイミングで1円なので、個人的には何のデメリットもなく最高のおもちゃでありサブ機の小型スマホが手に入るキャンペーンだと思っています。
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この記事の内容
最小クラスの小型スマホ『rakuten mini』レビュー
開封・外観チェック
というわけで開封していきます。
外箱はシンプル。いい意味で楽天っぽさが無くて好きです。
同梱物としてはアダプタと充電ケーブル。あと有線イヤホン用ジャックをUSB-Cに返還するコネクタが付いていました。有線イヤホン派にはありがたい。
背面はガラスで、光の当たり具合によってオーロラのように色が変化するような表面処理が施されています。
サイドの部分はぐるりと金属フレームで覆われています。ガラスと金属の組み合わせは高級感を感じますね。所有欲を満たしてくれる感じのいいガジェットです。
向かって右側にボタン系は集中しています。チープな感じは全くしないですね。
底面は充電端子とモノラルスピーカー。端子はUSB-Cです。安心。
背面のロゴがちょっとな…
それは言わないお約束!
縦が10㎝ちょいで横も5㎝くらい、重さも79gと圧倒的にちいさいのが最大の魅力であり、まぁデメリットでもありますよねと言う感じ。
iPhoneの中では最も小さい部類のiPhoneSE(第2世代)やiPhone12miniと比べてみてもこのサイズ感。
スキニーデニムの前ポケットにだって入ってしまうレベルです。手の小さい僕でも手の中に収まってしまいます。
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スペック
サイズ | 約106.2 x 約53.4 x 約8.6 (mm) |
重量 | 79g |
画面サイズ・解像度 | 約3.6インチ、1,280 × 720、TFT液晶 |
プロセッサ | Qualcomm Snapdragon 439 |
OS | Android 9 Pie |
コーデック | aptX |
RAM | 3GB |
内蔵ストレージ | 32GB(外部ストレージは非対応) |
バッテリー容量 | 約1,250mAh |
ワイヤレス充電 | × |
通信速度 | 下り最大150Mbps、上り最大50Mbps |
SIM | eSIM |
おサイフケータイ/NFC | 対応 |
防水・防塵 | IPX2 ・IP5X |
生体認証 | 顔認証 |
端子 | USB type C(USB 2.0) |
カメラ | メイン:約1600万画素 f/2 インカメラ:約500万画素 f/2.2 |
ディスプレイは3.6インチのTFT液晶。解像度は1,280 × 720のHDです。最近のスマホとしては解像度が物足りなく映るかもしれませんが、ディスプレイのサイズが小さいのでこれ以上解像度が上がっても意味ない気がします。
CPUはQualcomm Snapdragon 439でRAMは3GB。CPUはエントリークラスのスマホに採用されているもので高性能とは言えないですが、このスマホでそこまで負荷の大きい作業はしないし、普通に使っている分には特にストレスを感じることは無かったです。
ストレージは内蔵のみの32GB。SDカードなどの外部ストレージを追加することは出来ないので、この容量のみで戦うことになります。大容量のゲームをダウンロードしたり、重たい動画のやり取りをしたりすると一撃でアウトですが、そもそもそんなものは動かないのである意味問題ないです。
SIMはeSIMのみです。デュアルSIMには対応しているので、IIJなどeSIM対応しているものを追加することも可能ですね。
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使い勝手を中心に、iPhoneと比べてみました
実際に使ってみたらどうだったのかを、iPhoneSE(第2世代)やiPhone12miniと比較してみました。
ブラウジングはちょっと厳しい
何かをネットで調べようと思うと正直ちょっと厳しいと言わざるを得ない。
iPhone12miniの表示領域と比べたのがこちら。画像が混ざるとほとんどテキストが見えないし、何度もスクロールしないといけないので大変。
ちょっとした軽く調べ物をする程度なら問題ないですが、ガッツリとブログを読み込んだりするのはきついですね。没入感もないし。
文字入力はどう?
意外と使えるのが文字入力。かなのフリック入力は、みすタイプ連発するだろうと思っていたら、割とすんなりと打てて拍子抜けした。まぁ僕の手が小さいのもあるんですが、指は太いのでね。
ちなみにアルファベット入力はちょっと難しかったです。指でキーボードが見えにくくて。
カメラ性能は? iPhoneと比べてみました
カメラはこのサイズにしては頑張ってるなという印象。とはいえ、ガッツリと思い出としてきれいな写真を残すにはちょっと厳しいかもしれません。
ちょっとしたメモ用途には十分に使えると思います。
手元にあったiPhone SE(第2世代)、iPhone12miniと、できるだけ同じ条件下で撮り比べてみました。
室内でおもちゃを撮影してみました。
iPhone12miniが一番見た目に近い印象ですが、ブログに掲載する程度に圧縮すると、iPhoneSE(第2世代)とiPhone12miniとはそんなに差が無いように見えますね。。RakutenMiniはディティールがちょっとノイズ多い。ピントもちょっと外れてますが、楽天ミニの小さい画面だと正直気づきませんでした。色は割といい感じで破綻してないかな。
今度は外です。
Rakuten Mini > iPhoneSE(第2世代)> iPhone12miniの順に彩度が強くなっていってる感じがします。
見た目に近いのはここでもiPhoneSE(第2世代)かな。Rakuten Miniも検討しているものの、細部がややボケてしまっている印象ですね。
電柱のゴチャっとしたところをアップ拡大してみると、解像感が違っているのがわかります。
さいごに夜景というか夕焼けマジックタイムの横浜。光が弱いと性能差が一気に出てしまいますね。
Rakuten Miniは撮って出しだと暗部がかなりつぶれてしまってます。ビルの窓を拡大すると、ノイズも多く、さすがに厳しい。
iPhoneは両方ともかなり健闘しています。実際のサイズだとSE(第2世代)と12miniにも結構差があって、12miniの方が明るめでノイズも少なく映っています。
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小さなスマホrakuten miniの得意なこと
ルーターとしては優秀
モバイルルーターとしてはそこそこ有能だったりします。楽天モバイルでは、ルーターも無料になるキャンペーンも行っていますので、そもそもモバイルルーターが欲しいということであればそちらをおすすめします。
スマホの機能にプラスして、モバイルルーターとしても使いたいということであれば、RakutenMiniはなかなか使えます。
画面右上にテザリングスイッチを配置することができて、ここをタップすることでテザリングのオン/オフを切り替えることができます。接続台数もここに表示されます。
また接続中に2.4GHzと5.0GHzを切り替えることができます。一般的に使われている2.4GHzは電子レンジなどの干渉を受けやすかったり、他のWi-FiやBluetooth電波と混戦することも多々あります。
一方で、5.0GHzは他の電波の干渉を受けにくく、高速通信が可能ですが、屋外での使用が法律で禁じられています。
この二つの帯域を任意で切り替えて使用することで快適に使用することができます。
音楽再生プレーヤーとしてもなかなか優秀
対応コーデックはapt Xまでですが、ストリーミング再生が中心なら正直これ以上上位のコーデックに対応していても、音源が追いついてこないのであんまり意味ない気がします。
曲選びくらいなら余裕でできるので、ワイヤレスイヤホンと一緒に超身軽にお出かけできてしまいます。
通知確認+アルファ
SNSやメール、LINEの通知を確認するのにも超便利。スマートウォッチでも出るとは思いますが、そこと比べると表示領域が圧倒的に大きいので、一度に読み取れる情報量も多いですね。
ブラウジングには物足りないディスプレイも、通知確認になら十分すぎます。
また、先述の通り、意外と文字入力もこなせてしまうので、思った以上に普通にやりとりできてしまいます。
おサイフケータイも使える
Felicaにも対応していますので、もちろんおサイフケータイとしても使えます。iPhoneでは対応していなかったEdyやWaonといったサービスにも対応しています。iPhoneおサイフ機能では足りない部分を補う役割を担ってくれます。
もちろん、SuicaやPASMOをはじめとする交通系アプリも対応しています。電車に乗れて、お買い物もできるので、これRakuten Miniがあれば、そんなに困る場面はありません。
意外と使えるマップ系アプリ
Googleマップも全然いけます。音声入力で行き先を伝えれば、あとはいつものGoogleマップ。表示領域が小さいのでどうかなと思ったんですが、これくらいであれば十分です。
カーナビにはちょっと厳しいですが、徒歩移動の道案内なら十分です。
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スマートウォッチとスマートフォンの間を埋める
どうしてもディスプレイが小さいので、多くの情報をキャッチアップしたり、テキストを入力したりするのは苦手。一方でSNSのタイムラインをちょっと確認したり、届いたメールやLINEの内容を確認して、サッと返信したりするのは超得意です。
お財布ケータイにもなるから、これだけで買い物にも行けるし電車にだって乗れてしまいます。
小さな端末でこういった使いかたのもの、ありましたよね。そうです。AppleWatchをはじめとするスマートウォッチです。
スマートウォッチの機能は大きく分けて二つ。一つはライフログデバイスとして、運動量やヘルスステータスを記録・管理する機能。
もう一つは着信通知やおサイフなどスマホのサブ端末としての機能。
前者はスマートウォッチこそ適役でこれ以上のものは無いんですが、後者のスマホのサブや拡張機能の一つとしてスマートウォッチを使っているならrakuten miniに置き換えるのもいいかもしれません。
スマートウォッチは小さくてウェアラブルなのが長所ですが、筐体のサイズ上、ほとんどが受信専用で、表示できる情報量も多くありません。
rakuten miniはAppleWatchと比べると大きいですが、片手に収まるサイズで70g台とスマホの中では圧倒的に軽く持ち運びも容易です。簡単なテキストなら入力できるし、表示領域も大きいのでマップ系アプリ程度くらいなら割と実用的に使えます。
SNSのタイムラインをちょっと確認したり、届いたメールやLINEの内容を確認してサッと返信したりという使い方がメインなら、スマートウォッチよりも満足度が高く、しかも小さくて軽くて持ち運びに最適なんですよねコイツ。
スマートウォッチにちょっとストレスを感じているけど、サブでもう1台スマホ持つのはちょっとな… っていうときに、その間をちょうど埋めてくれる感じの端末です。
デュアルSIMにも対応。iij mioとのコンビなら死角なし
デュアルSIMにも対応しています。…が、SIMカードは使えません。現状eSIMサービスを展開していて、信頼性が高いのは楽天モバイルとIIJ mioくらい。
IIJはドコモの通信網を利用できるので、つながりやすさに対する安心感は段違いです。もし、Rakuten Miniをメインで使うことを検討されているなら、サブ回線にIIJの一番安いプランでも申し込んでおけば安心感が違う。
- eSIMなら2GB 400円から
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休日のお出かけやデジタルデトックスに
スマホを持ってると、どうしてもSNSやラインの通知が気になったりして、気が付けば四六時中画面を眺めてるなんてこともありますが、画面が小さいと受け取る情報量も限られてくるので、結果としてスマホをいじってる時間が減ったりもします。
平日はメインスマホを使って忙しくしていても、休日はRakuten Miniとイヤホンだけもって、デジタルデトックスがてらお出かけするのも悪くない気がします。
さいごに
こんな感じで楽天モバイルの小型スマホ「Rakuten Mini(楽天ミニ)」を紹介してみました。
色々と理由を書き連ねてみましたが、palm Phoneなんかもそうですけど、小さい高性能ガジェットっていうのはロマンなんですよね。そこに理由はいらないんです。
こういう制限された中で、こうやったら使えるんじゃないかって考えるのも楽しいんですよね。
そんなある意味最高のおもちゃが今なら1円です。楽天モバイルの先着300万人利用料金無料キャンペーンも残り50万人を切ってきたようです。
急げ!
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